今年初めに、ユーキャンで『ある通信講座』を学び始めたのですが、途中で断念。
しばらく取っておいた教材をついに、断捨離することにしました。
使わないのに、押し入れの一番高い棚に大切に取っておいた教材。
『いつか使うかも、役立つかも』という未練を捨てて、全部捨ててしまいます。
この記事では、私が通信講座の教材を断捨離した理由と、捨てることで新たに手に入れた大切なものについてご紹介します。
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ユーキャンで通信講座を始めた理由
そもそも、なぜ私がユーキャンで通信講座を受けようと思ったかについてお話しします。
私が受けた通信講座は「週末起業」というものです。
「週末起業」とは、会社員が働きながら、休日(土日)や帰宅後の時間を活用して、インターネットを使ったビジネスを起業するという講座です。
最近の副業ブームの流れにのった通信講座ですね。
この講座を受けようと思ったのは以下の3つの理由からです。
- 本業の収入が不安定(そのわりには労働時間は長い)
- 百万円単位の借金がある
- 家族との時間を増やしたい
私の仕事は少し特殊な業務にあたり、定時であがれるような勤務時間ではありません。
夜11時を超えることもざらで、1日平均13~14時間ぐらいは職場にはりついています。
休日にも平気で仕事が入ります。
そのため、家族との時間もなかなか持つことができず、妻や子どもたちにはさびしい思いをさせてしまっています。
また、二十代のときにつくってしまった百万円単位の借金があるというのも大きな理由の一つです。
本業の収入だけではとても返済できないので、副収入を得たいという動機で学び始めたのでした。
通信講座を断念した理由
しかし、それがなぜ続かなかったのか。
正確に言えば、途中まで頑張って続けたのですが、ある理由から途中で断念することになりました。
それは、ミニマルライフ(持たない暮らし)や断捨離という生き方に出会ったからです。
私はそれまで「お金やモノがなければ生きていけない」と、必要以上に節約したり、モノをため込んだりして、家の中が窮屈でたまりませんでした。
それが理由でたまの家族サービスの時間も、子どもたちと些細なことで喧嘩してしまったり、妻にも強く当たってしまうことがあったりしました。
そんな限界状況の中で、モノを持たない、捨てる(執着を手放す)という考えと生き方は私に大きなショックとともに、一筋の希望を与えてくれました。
モノを捨ててもいいんだ、ということ。
これまでお金がないと言っていたけれど、モノをため込むことにお金を余計使ってしまっていたんだという事実。
実際にミニマリストや断捨離実践者たちの劇的なビフォー&アフターと、現在の幸せそうな姿。
これらを目の当たりにしたとき、私の中で何かが音を立てて崩れていきました。
わずかな家での時間を週末起業であくせくとしていた自分に見切りをつけ、断捨離を通して家族との大切な暮らしをより豊かなものにしていきたいという思いに変わったのです。
価値観が「お金」から「暮らし」を取り戻すことに転換したのですね。
こうして、私は週末起業という通信講座から手を放すことになったのです。
もちろん、経済状況が大変なのは変わりなく、今後も解決すべき課題として残されています。
しかし、家族とのかかわり方が変わりました。
一緒にいる時間をより大切に思えるようになりました。
そして、本業でも断捨離は生かせる内容があると知り、職場の断捨離にも励むようになりました。
断捨離することで得られたものとは?
私が通信講座を断捨離して得られたものはたくさんあります。
先ほどの、家族との過ごし方の変化もその一つです。
そして、もう一つ大きなものだったのが、断捨離を通して出会った仲間たちの存在です。
私は今年の7月ごろから自らの断捨離体験談などをブログで配信し始めました。
私自身が体験した断捨離や断捨離を通して変化した身の回りのことなどを少しずつ公開するようになったのです。
そのことをきっかけに、同じ断捨離に励むブログ仲間たちが一人、また一人と増え、まだたった数か月の付き合いですが、互いに励ましあえるような関係になることができました。
今まで家と職場の往復に疲れていた人生に、家族や仲間との絆という心の置き場が持てるようになったのです。
これは私自身の人間としての弱さゆえなのかもしれません。
しかし、弱さを知っているからこそ、手にできたものだと信じたいものです。
私が断捨離を通して、手に入れることができたもの。
それは「人との絆」です。
大切な家族や新しい仲間との絆。
それを誇りに持ち、これからも生きていきたいと思います。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。